スマートスピーカーを使っているという人も増えてきました。
人気なのは、Amazonが販売している「Echoシリーズ」とGoogleの「Nestシリーズ(以前はGoogle Homeシリーズ)」です。

ちなみにこれはAmazonの最新ディスプレイ付きスマートスピーカーで「Echo Spot」。AIアシスタントの「Alexa」を内蔵しています。
「アレクサ、今日の天気は?」
「アレクサ、1時間後にタイマーをかけて」
「アレクサ、145×13は?」
など、声だけで様々な情報を引き出したり、手がふさがっている時にタイマーや計算機の替わりにもなって本当に便利です。
さらにこれ、一人暮らしの人にとっては、「何かあった時に外部に助けを求める」緊急時ツールにもなるのです。
INDEX
スマートスピーカーって何?
スマートスピーカーは、音声つまり何か話しかけるだけで操作できる製品です。「スピーカー」というと、オーディオ機器やパソコンなどと接続して音楽を聴いたりするイメージかと思いますが、実際にはとても幅広い用途に使うことができます。たとえば、オンラインカレンダーに登録しているその日のスケジュールを読み上げてもらったり、英語のフレーズを教えてもらったり。
人が話しかけた内容を理解して、それに最適な答えを返してくれる頭脳が、スマートスピーカーの中に搭載されている「AIアシスタント」と呼ばれるものです。
Amazonのスマートスピーカーの中には「Alexa(アレクサ)」というAIアシスタントが、Google Nestシリーズには「Google アシスタント」が搭載されています。スマートスピーカーに呼びかける時には、「アレクサ、今の時間を教えて」「OK Google、じゃがいもを使ったレシピには何がある?」など、「アレクサ」「OK Google」といった「ウェイクワード」を頭につける必要があります(設定画面で変更も可能)。
スマートスピーカーにディスプレイもついた「スマートディスプレイ」もしくは「ディスプレイ付きスマートスピーカー」もあります。基本的な機能は同じですが、ディスプレイがついていると、例えば今後の予定だったり天気予報などを聞いた場合、音声だけでなくテキストや写真・図解などでも情報を映し出してくれるので便利です。
またカメラ付きのスマートディスプレイなら、お互いの顔を見ながらのビデオ通話もできます。
家の中で倒れたり急なぎっくり腰で動けなくなったり
スマートスピーカーがあると便利なシーンのひとつに、「一人暮らしの人が家の中で助けが必要になって電話がかけられない時」があります。
ちなみにそんな体験したことありますか?
私はあります。
それは30代終わりの頃。当時住んでいた1LDKの公団のリビングで、急にぎっくり腰になったのです。ぎっくり腰にも軽重ありますが、かなり重たい状況で、床の上に腹ばい状態になったまま、身体をひねることも腕や脚の位置を変えることすらできなくなりました。
当時はスマホではなく、ガラケーと言われる昔の携帯電話端末。それが1メートルほど先のデスクの上にあるのはわかっているのですが、身体を起こすどころか数センチ動かすことすらできない激痛に襲われており、助けを呼ぶことはできませんでした。
1時間以上そのままの状態で、窓から差し込む日差しで顔がちりちり日焼けしそうになった記憶が鮮明です。最終的には夜になる前に身体を動かせるようになって何とかなりましたが、あんなに嫌な汗をかきまくった記憶は他にはほとんどありません。
他にも
- 階段から落ちて背骨を骨折
- 浴室で脚を滑らせ頭を強打
- 脳梗塞などの急な脳血管疾患
- 新型コロナなどの感染症での急な症状悪化
- トイレなどに閉じ込められてしまうハプニング
など、外部に助けを求めたくてもそれができなくなってしまうこと、いろいろ考えられそうです。
私の母も70代の後半で一人暮らしになった後、寝室のベッド下やトイレの前で転倒して身動きとれなくなってしまったことが多発しました。加齢で筋肉が衰えると、一度倒れてしまった自分の身体をもう一度起こすということが、本当に大変な力仕事になってしまうようです。
スマートスピーカーの「通話」機能なら声だけで電話
家の中でも常にスマホを携帯していればいいのですが、なかなかそうもいきません。
またスマホがポケットに入っていても、そこに手を伸ばせないということもあります。私が過去に経験した重度のぎっくり腰では、身体の向きを変えることすらできませんでした。
そんな時に使えるのがスマートスピーカーの通話機能です。
例えばAmazonの「Echoシリーズ」の場合、スマホのAlexaアプリで事前に設定しておけば、「アレクサ、母に電話」とか「アレクサ、○○さんに電話して」などというだけで、電話をかけてくれ、相手が応答すれば会話が始まります。
声さえ届けば大丈夫なので、スマートスピーカーが置かれている部屋以外からも大声で呼びかければ何とかなります。
Alexaの場合、相手もAlexaでアカウント登録している人である必要がありますが、スマートスピーカーを持っていなくてもスマホにAlexaアプリを入れて、電話番号認証を行えば大丈夫です。自分のAlexaアプリに連絡先を取り込めば、Alexa通話が可能な相手もすぐわかります。
家の中にいくつか設置していざという時の連絡手段に
Amazonのスマートスピーカーのエントリーモデル「Echo Pop」は通常価格5,980円(2024年11月19日時点)。
充実の機能を考えると、これでも十分安い価格だと思いますが、セール時にはさらに大幅ディスカウントされ、3,000円台になることもあります。
定型アクションを活用すれば、オンラインカレンダーに登録してある予定を毎朝自動的に読み上げてリマインドしてくれますし、「買い物リスト」「やることリスト」などに音声で項目を追加することもできます。
リビングや寝室、あと玄関など、家の中の複数の場所に設置しておけば、いざという時の緊急連絡ツールにもなるので安心できます。
特にひとり暮らしの方、もしまだスマートスピーカーを何も持っていないのでしたら、次のAmazonセールの時にぜひ「Echo Pop」の価格をチェックして、購入検討してみてください。
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