「アクション」をざっくり考えてみる

前回、50代・一人暮らし・両親ともに他界して兄弟もいない自分が抱えている課題を、ざっくりと書き出してみました。書き出した課題は、後から追加したものも含めると全部で9個。

  1. 家の中での突発的な事故で助けが呼べない
  2. 病気や怪我で一人での外出が困難に
  3. 交通事故などで急に入院となり仕事関係の人に連絡もできなくなる
  4. 入院時に連帯保証人や身元引受人を求められる
  5. 急に入院となった時のペットの世話
  6. 身体が弱ってきた後の家や庭の管理
  7. 認知症になって生活に様々な支障がでる
  8. 人との交流が先細りして引きこもりがちに
  9. 病気や事故で急に命を落とした時の事後処理

まずはざっくり、これらの課題解決のためにどんなことをすればいいのか、アクションを書き出してみようと思います。課題ごとに異なりますが、きっと共通のこともあるでしょう。今後の計画をたてる際には、課題ベースで優先順位をつけていく予定ですが、中には「このアクションで、2つの課題が解決しちゃうのか」ということで、優先順位があがる可能性もあると思うので。

家の中での突発的な事故で助けが呼べなくなる

転倒やストーブによる一酸化炭素中毒など突発的な事故があり、身動きがとれなくなったり、電話を掛けるのが難しくなった時、外部の人に助けを求めることができなくなり、長時間にわたって苦しい思いをした理、最悪の場合命を落としてしまう。

■例えば・・・

・階段を踏み外して転落、頭を強く打ったり脊椎骨折など重大な怪我をおう
・ストーブやカセットコンロ利用時に換気不良となり一酸化中毒
・電球交換や天袋のものをだそうとして脚立から落下、骨折などの大けがに

■起こりうる事態は・・・

・携帯電話が手元になく、助けを呼べないまま長時間倒れたまま
・最悪の場合、重篤な後遺症が残ったり命を落としたりする
・後遺症で寝たきりの生活に

■アクション

・動けなくて手元に携帯電話がなくても、AIアシスタント(GoogleアシスタントやAlexaなど)を使って音声で友人に発信し、助けを求める
・人感センサーなど設置して、24時間など一定時間検知がない場合には友人やいとこに連絡がいくようにする(単に泊りがけ外出で通知オフにするのを忘れている可能性もあるので、自分宛LINEメッセージなど2段階方式にする)
・家の中で転倒など事故が起きる可能性がある場所やシチュエーションをリストアップし、それをなくしていく(天袋を空にするなど)
・SNSにコンスタントに投稿するものを決め(日記・運動や食事記録など)、それらが途絶えた時に誰かに異変に気付いてもらいやすいようにする
・火事・一酸化炭素中毒を防ぐため、調理・暖房器具の電化をするとともに、一酸化炭素検知機能付き火災警報器を設置する

病気や怪我で一人での外出が困難に

急な病気や慢性疾患の悪化、怪我により長期間外出ができなくなり、日常生活に必要な買い物や用事を済ませることができなくなる。

■例えば・・・

・インフルエンザや新型コロナなどの感染症にかかり、外出自粛を強いられる
・ぎっくり腰や関節炎の悪化で、歩行が困難になる
・めまいや高熱で体調が悪く、運転や外出ができない状態が続く

■起こりうる事態は・・・

・スーパーやコンビニ買い物に行けなくなり、食料や日用品が不足して生活に支障をきたす
・病院に行けなかったり必要な薬を入手できず、健康状態がさらに悪化する
・郵便物や宅配物の受け取りができず、重要な書類や荷物を逃す
・孤立感が強まり、メンタルヘルスに悪影響を及ぼす

■アクション

・食料・日用品の備蓄体制を見直し、ローリングストックを徹底(1カ月分)
・家の中の1部屋+トイレで生活ができるようシミュレーション
・手すり設置や段差解消、車椅子でも家の中を動けるよう改修する
・利用できるお弁当・食材宅配について調べてリストアップする&お試し利用も
・訪問ヘルパーや介護タクシー、公的サービスで利用できるものなどのリストアップ
・同様の状況になった人のブログ記事などを読んで、何ができるか考える
・スマートドアベル&スマートロック設置で玄関のスマート化(対応済)

交通事故などで急に入院となり仕事関係の人に連絡もできなくなる

突然の事故や急病で入院となり、意識不明や会話ができないなど意思疎通が難しい状態になったり、パソコンを手元に取り寄せることができないなどの理由で、職場や取引先に連絡が取れなくなる。

■例えば・・・

・交通事故で重傷を負い、緊急入院する
・脳梗塞で倒れて意識不明の状態で病院に搬送される
・旅先で持病悪化して緊急入院となり、パソコンも手元になく必要な連絡ができない状態になってしまう

■起こりうる事態は・・・

・職場や取引先に状況が伝わらず、混乱を招いてしまう
・多大な迷惑をかけ、その後の仕事や契約に重大な支障が出る
・重要な会議や締め切りを逃し、信用を失う
・長期不在により、仕事の継続が困難になる

■アクション

・緊急事態の際に状況を伝えておきたい人のリストを作成
・そのリストを定期的に更新するスケジュールを決めオンラインカレンダーに登録
・いざという時にスマホから簡単にその人たちに一斉連絡できるよう必要な設定をしておく(FBつながりの人はリストにまとめておく/メール・SMSのみの人の分も何かの方法で簡単にメール送信できるように)
・友人にいざという時の連絡先としてUSBメモリなどに入れて託す

入院時に連帯保証人や身元引受人を求められる

入院や手術の際に、病院から連帯保証人や身元引受人を求められるが、独身で家族がいないためお願いできる人をすぐ見つけられず困ってしまう。

■例えば・・・

・急な入院で身元保証人が必要になるが、誰にお願いすればいいか困惑する
・大きな手術を控えているが、同意書にサインする家族がいない

■起こりうる事態は・・・

・入院や必要な治療が遅れる/緊急時の医療決定が滞る
・退院後のケアプランの作成や退院先の決定が難しくなる
・病院から高額の入院預託金を求められる

■アクション

・最近メールやり取りするようになったいとこに事前にお願いをしておく
・いざという時に金銭的な負担をかけずに済むよう、専用に銀行口座をひとつ作って、いざという時にカードを渡せるようにしておく
・複数の連絡先の届け出が必要になった時に備え、友人に頼んでおく(同じような一人暮らしの人などとお互いに頼みあえるようにする)

急に入院となった時のペットの世話

予期せぬ入院により、家に残されたペットの世話ができなくなる。

■例えば・・・

・急な手術が必要になり数週間の入院が必要になる
・事故で長期リハビリが必要となり、数ヶ月病院に滞在することに
・感染症で隔離入院となり、外部との接触が制限される

■起こりうる事態は・・・

・ペットのエサ・水やりができなくなり、健康状態が悪化したり命の危険も
・入院しながらペットの世話をしてもらえる人やショップを必死に探す羽目に
・ペットホテルでの預かり費用が膨大な金額に
・長期間、狭いケージに閉じ込められペットがストレスを感じる

■アクション

・短期の場合、預けられるペットホテルを探しておく
・お試しで実際に預けてみる
・ペットホテルまで替わりに運んでもらえる近隣の猫飼い知人を探してお願いしておく(その場合、立替発生させずに済む方法も検討)
・長期の場合に預かってもらえる友人や施設を探しておく(老犬・猫ホーム的なものも含め)

身体が弱ってきた後の家や庭の管理

加齢や病気により体力・筋力が低下したり、歩行機能が衰えたりして、家や庭の維持管理が困難になる。

■例えば・・・

・電球交換や高い場所の掃除、天袋からのモノの出し入れなどができなくなる
・重い家具の移動や大掃除が困難になる
・庭の草刈りや植木の手入れができなくなる
・(雪国だと雪かきが厳しくなることも)

■起こりうる事態・・・

・必要な家の中のメンテナンスなどができず不便な生活を強いられる
・修理やメンテナンスが滞って家の劣化が進み、住環境が悪化
・予期せぬ事故や怪我のリスクが高まる
・庭の手入れができなくなり、近隣トラブルの原因となる

■アクション

・高齢者向けの集合住宅・施設などについて情報収集(←どのくらいの出費になるのかも含め調べておく)
・現在住んでいる家の「2階」を使わずに済むようにしておく
・荷物を極力減らし、家具類や古い家電等も処分し、シンプルライフを実現
・古い照明器具をLEDに変えておく
・庭&畑を極力雑草が生えないようにする(裏庭・脇道を固める砂とジョイントタイルでカバー/庭と畑もジョイントタイルや防草シートでカバー)
・大きく育ってしまう樹木を伐採
・屋根や外壁を点検・補修しておく
・家の内装を改修(段差解消・スマートホーム化・車椅子で動けるように)
・収納を見直し、肩より高い場所にモノを置かずに済むようにする(トイレのトイレットペーパー収納棚なども見直す)

認知症になって生活に様々な支障がでる

自分でも気付かないうちに認知症を発症し、進行させてしまい、スケジュールや金銭、居住空間の管理などが難しくなり、周囲の人とのコミュニケーションにも支障が出てしまう。

■例えば・・・

・生活費や財産の管理ができなくなったり、判断能力が落ちる
・料理中にガスの消し忘れが頻発する
・服薬管理ができなくなったり、通院ができなくなる
・被害妄想に陥りやすくなったり、約束のすっぽかしなどが増える

■起こりうる事態は・・・

・経済面で困窮状態に陥ったり、詐欺被害にあいやすくなる
・火災や水漏れなどで、住まいを失ったり住環境が悪化したりする
・健康状態が悪化する
・人間関係が壊れたり、近隣トラブルが増えたり、友人の信頼を失う

■アクション

・高齢者向けの集合住宅・施設などについて情報収集(←どのくらいの出費になるのかも含め調べておく)←前と共通
・将来の認知症発症を予防するための生活環境改善
・AI活用・スマートホーム化を進め、認知機能が低下してもなるべく不自由なく暮らせるようにする
・認知症の地域コミュニティなどに参加して情報収集を行う

人との交流が先細りして引きこもりがちに

■例えば・・・

・田舎での生活を始め、周囲に友人・知人などがいない(発生済)
・身体の衰えで家からでるのが億劫になり、外出機会が減っていく
・親しかった同世代友人達も徐々に年をとって会う機会がなくなる

■起こりうる事態は・・・

・引きこもり、他人とのコミュニケーションも減ることが認知症の発症要因に
・孤独感を抱くようになり、精神的に追い詰められる
・依存症になり、身体面・精神面での悪影響がでる

■アクション

・地元での趣味・ボランティアなどの活動を通じ、新たな知り合い・友人を作る
・定期的にイベントなどに参加する習慣をつける(上京も含め)
・週2回程度、外出しての仕事を行うようにして、人と会う機会を増やす

病気や事故で急に命を落とした時の事後処理

突然の死亡により、葬儀の手配、自分の住居や所有物の片付け・処理、財産の処分などが適切に行われない。あるいは親戚や身近な人、賃貸物件のオーナーなどに迷惑をかけてしまう。

■例えば・・・

・急性心筋梗塞により突然死する
・旅行先で事故に遭い、命を落とす
・持病の悪化により、予期せぬ急死をする

■起こりうる事態は・・・

・遺体の発見が遅れ、賃貸物件のオーナーや近隣に迷惑をかける
・葬儀や埋葬の手配が滞ってしまい、付き合いのない親戚に手間をかけることに
・財産や借金の処理が適切に行われず、親戚間などでのトラブルの原因となる
・大切な思い出の品や個人情報が適切に処理されなくなる
・ペットが取り残され、その後の世話や引き取り手の問題が生じる

■アクション

・エンディングノートや終活に関する本を読んで、どんな準備が必要なのかなど情報収集
・一人暮らしで家族がいない人の事後処理を引き受ける会社・団体などを探す
・事後処理を誰あるいはどこに委託するかを決め、その手続きを行う
・エンディングノートを作って、残った不動産や預金の一覧などまとめ、どう処分してほしいか書きこむ
・自動引き落としの一覧なども作っておく(公共料金・各種ネットサービス他)
・老犬・猫ホームを探して、その情報なども事後処理を委託する人に伝えておく(エンディングノートにも記載)
・安否確認の体制を整え、何かあった時に近所の人や事後処理をお願いする人に連絡がいくようする
・家の後片付けなどを代行してやってくれる近隣の会社を探して、大体の予算などを聞いておく
・銀行口座やクレジットカード、証券口座などを極力まとめていき残りを解約
・荷物を減らして家の後片付けが楽になるようにする

+ + +

とりあえず思いつくまま書いてみましたが、改めて思います。

やること結構いっぱいだ~!!

多分、情報収集するとさらに増えていくんだろうなと思います。そして「健康」を損ねると、これらのTODOをこなすことすら難しくなってしまうので、まずは健康管理をしっかり行って、なるべく早く、体制を整えようと思いました。

この記事は随時、加筆修正をしていきます。


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